平安末期,鳥羽院の崩御を機に,嫡子崇徳と同母弟後白河との間で王権をめぐる骨肉相食む争いが勃発,両者の確執は摂関家と武家をも巻き込み,国家を分断する一大抗争へと発展した.史上,保元の乱で知られる争乱をえがいた本作は,物語の名のもと,歴史の真実…
平安末期,鳥羽院の崩御を機に,嫡子崇徳と同母弟後白河との間で王権をめぐる骨肉相食む争いが勃発,両者の確執は摂関家と武家をも巻き込み,国家を分断する一大抗争へと発展した.史上,保元の乱で知られる争乱をえがいた本作は,物語の名のもと,歴史の真実と人間存在の機微を深く見すえる.九十年ぶりの新校訂版.※この電子書籍は「固定レイアウト型」で作成されており,タブレットなど大きなディスプレイを備えた端末で読むことに適しています.また,文字だけを拡大すること,文字列のハイライト,検索,辞書の参照,引用などの機能は使用できません.
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平安末期,鳥羽院の崩御を機に,嫡子崇徳と同母弟後白河との間で王権をめぐる骨肉相食む争いが勃発,両者の確執は摂関家と武家をも巻き込み,国家を分断する一大抗争へと発展した.史上,保元の乱で知られる争乱をえがいた本作は,物語の名のもと,歴史の真実と人間存在の機微を深く見すえる.九十年ぶりの新校訂版.※この電子書籍は「固定レイアウト型」で作成されており,タブレットなど大きなディスプレイを備えた端末で読むことに適しています.また,文字だけを拡大すること,文字列のハイライト,検索,辞書の参照,引用などの機能は使用できません.
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海を見渡す丘の上にたたずむブランコ.そこには,いのちが,夢が,物語が,満ちているーー.はしゃぐ子どもたち,夕日を見つめる老人,将来を夢見る少年……訪れる人びとのささやかで特別なひとときを,淡く輝く絵と詩情豊かな言葉で紡ぐ.人気絵本作家による…
海を見渡す丘の上にたたずむブランコ.そこには,いのちが,夢が,物語が,満ちているーー.はしゃぐ子どもたち,夕日を見つめる老人,将来を夢見る少年……訪れる人びとのささやかで特別なひとときを,淡く輝く絵と詩情豊かな言葉で紡ぐ.人気絵本作家による静かな感動を呼ぶ絵物語を,作家・梨木香歩の端正な翻訳で贈る.総ルビ.※この電子書籍は「固定レイアウト型」で作成されており,タブレットなど大きなディスプレイを備えた端末で読むことに適しています.また,文字だけを拡大すること,文字列のハイライト,検索,辞書の参照,引用などの機能は使用できません.
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海を見渡す丘の上にたたずむブランコ.そこには,いのちが,夢が,物語が,満ちているーー.はしゃぐ子どもたち,夕日を見つめる老人,将来を夢見る少年……訪れる人びとのささやかで特別なひとときを,淡く輝く絵と詩情豊かな言葉で紡ぐ.人気絵本作家による静かな感動を呼ぶ絵物語を,作家・梨木香歩の端正な翻訳で贈る.総ルビ.※この電子書籍は「固定レイアウト型」で作成されており,タブレットなど大きなディスプレイを備えた端末で読むことに適しています.また,文字だけを拡大すること,文字列のハイライト,検索,辞書の参照,引用などの機能は使用できません.
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彼女が斃れたのは,あまりに力強く咲き誇ったから! ーー掟により,戦で負かした男としか結ばれぬアマツォーネの女王ペンテジレーア.戦場で英雄アキレスと相まみえ,愛と誇りが激しく衝突する.受け身でない愛を貫こうとする彼女だが,二人の思いはすれ違い…
彼女が斃れたのは,あまりに力強く咲き誇ったから! ーー掟により,戦で負かした男としか結ばれぬアマツォーネの女王ペンテジレーア.戦場で英雄アキレスと相まみえ,愛と誇りが激しく衝突する.受け身でない愛を貫こうとする彼女だが,二人の思いはすれ違い,破滅へと向かってゆく.鬼才クライストが描く壮絶な悲劇.新訳.
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彼女が斃れたのは,あまりに力強く咲き誇ったから! ーー掟により,戦で負かした男としか結ばれぬアマツォーネの女王ペンテジレーア.戦場で英雄アキレスと相まみえ,愛と誇りが激しく衝突する.受け身でない愛を貫こうとする彼女だが,二人の思いはすれ違い,破滅へと向かってゆく.鬼才クライストが描く壮絶な悲劇.新訳.
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「私たちは,生きていさえすればいいのよ」(「ヴィヨンの妻」)ーー戦後の新時代への幻滅の中に書かれた諸篇が語るのは,深い虚無か,あるいは救済の可能性か.表題作他「冬の花火」「薄明」「トカトントン」「家庭の幸福」等,昭和二一(一九四六)ー二三年…
「私たちは,生きていさえすればいいのよ」(「ヴィヨンの妻」)ーー戦後の新時代への幻滅の中に書かれた諸篇が語るのは,深い虚無か,あるいは救済の可能性か.表題作他「冬の花火」「薄明」「トカトントン」「家庭の幸福」等,昭和二一(一九四六)ー二三年,作家の最晩年に発表された一一篇を収録.(注・解説=安藤宏)
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「私たちは,生きていさえすればいいのよ」(「ヴィヨンの妻」)ーー戦後の新時代への幻滅の中に書かれた諸篇が語るのは,深い虚無か,あるいは救済の可能性か.表題作他「冬の花火」「薄明」「トカトントン」「家庭の幸福」等,昭和二一(一九四六)ー二三年,作家の最晩年に発表された一一篇を収録.(注・解説=安藤宏)
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ゴーリキー,ショスタコーヴィチ,マンデリシターム,エイゼンシテインら,スターリンによる大粛清の時代をかい潜った六人の作家や芸術家たちは,「独裁」といかに闘い,生き残り,死んだのか.かれらの秘められた事情とは何か.1990年代以降に公開された…
ゴーリキー,ショスタコーヴィチ,マンデリシターム,エイゼンシテインら,スターリンによる大粛清の時代をかい潜った六人の作家や芸術家たちは,「独裁」といかに闘い,生き残り,死んだのか.かれらの秘められた事情とは何か.1990年代以降に公開された文献をもとにその真相に迫る,著者入魂の大佛次郎賞受賞作.
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ゴーリキー,ショスタコーヴィチ,マンデリシターム,エイゼンシテインら,スターリンによる大粛清の時代をかい潜った六人の作家や芸術家たちは,「独裁」といかに闘い,生き残り,死んだのか.かれらの秘められた事情とは何か.1990年代以降に公開された文献をもとにその真相に迫る,著者入魂の大佛次郎賞受賞作.
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第二巻の対話者は,鶴見俊輔,河合隼雄,今江祥智,大江健三郎,長田弘,入沢康夫,小室等,野上彌生子の各氏.「思想の軸としての言語について」「心理療法と文学の共通点」「詩は自己表現ではない」「メロディーやリズムと一緒に提出されたときに輝く言葉」…
第二巻の対話者は,鶴見俊輔,河合隼雄,今江祥智,大江健三郎,長田弘,入沢康夫,小室等,野上彌生子の各氏.「思想の軸としての言語について」「心理療法と文学の共通点」「詩は自己表現ではない」「メロディーやリズムと一緒に提出されたときに輝く言葉」など,詩や文芸をめぐる根本問題を熱く真摯に語り合う.(解説=正津勉)
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第二巻の対話者は,鶴見俊輔,河合隼雄,今江祥智,大江健三郎,長田弘,入沢康夫,小室等,野上彌生子の各氏.「思想の軸としての言語について」「心理療法と文学の共通点」「詩は自己表現ではない」「メロディーやリズムと一緒に提出されたときに輝く言葉」など,詩や文芸をめぐる根本問題を熱く真摯に語り合う.(解説=正津勉)
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次男を喪い砂漠のように乾ききった著者の心を救ったのは,一冊の絵本だった.それをきっかけに,著者は大人にとっての絵本の意味を見出す.著者自身の絵本との不思議な出会いから,大人にとって癒しとなる絵本の効果,子どもの心を育てる絵本の読み聞かせの効…
次男を喪い砂漠のように乾ききった著者の心を救ったのは,一冊の絵本だった.それをきっかけに,著者は大人にとっての絵本の意味を見出す.著者自身の絵本との不思議な出会いから,大人にとって癒しとなる絵本の効果,子どもの心を育てる絵本の読み聞かせの効果などを,多くのエピソードをまじえて語る.(解説=落合恵子)
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次男を喪い砂漠のように乾ききった著者の心を救ったのは,一冊の絵本だった.それをきっかけに,著者は大人にとっての絵本の意味を見出す.著者自身の絵本との不思議な出会いから,大人にとって癒しとなる絵本の効果,子どもの心を育てる絵本の読み聞かせの効果などを,多くのエピソードをまじえて語る.(解説=落合恵子)
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本の街・神保町に,韓国の本とちょっとしたカフェ〈チェッコリ〉はある.店主の金さんは九一年に韓国からの留学生として来日し,その後いろいろあって,今では出版社〈クオン〉を経営しながら,本を売ったり作ったりーー.日本と韓国文学との架け橋として尽力…
本の街・神保町に,韓国の本とちょっとしたカフェ〈チェッコリ〉はある.店主の金さんは九一年に韓国からの留学生として来日し,その後いろいろあって,今では出版社〈クオン〉を経営しながら,本を売ったり作ったりーー.日本と韓国文学との架け橋として尽力してきた著者が見つめる,文学の可能性.『世界』好評エッセイ書籍化.
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本の街・神保町に,韓国の本とちょっとしたカフェ〈チェッコリ〉はある.店主の金さんは九一年に韓国からの留学生として来日し,その後いろいろあって,今では出版社〈クオン〉を経営しながら,本を売ったり作ったりーー.日本と韓国文学との架け橋として尽力してきた著者が見つめる,文学の可能性.『世界』好評エッセイ書籍化.
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カバーイラストは荒木飛呂彦描き下ろし! 評伝を積み重ねて描く、本邦初の本格的アジア通史全編書き下ろし。「アジア」と名指される広大な領域を、東西南北、古代から21世紀へと、縦横無尽に駆けめぐる。現代のアジア史研究の第一人者である編集委員たちと…
カバーイラストは荒木飛呂彦描き下ろし! 評伝を積み重ねて描く、本邦初の本格的アジア通史全編書き下ろし。「アジア」と名指される広大な領域を、東西南北、古代から21世紀へと、縦横無尽に駆けめぐる。現代のアジア史研究の第一人者である編集委員たちと、東洋史研究の伝統を継承した人々が、古代から21世紀までを展望し、圧倒的個性を掘り起こす! 羽地朝秀/雨森芳洲/徳川吉宗/荻生徂徠/リヨク/乾隆帝/阮恵/阮福暎/ハイダル・アリー/ラームモーハン・ローイ/ミドハト・パシャ/中央アジアの知識人群像/ヨウコウ/西太后/袁世凱/他。
「月報」エッセイ:浅田次郎
執筆陣:村田雄二郎/前田舟子/木村直也/深井雅海/高田綾子/平石直昭/川原秀城/谷井陽子/多賀良寛/今井昭夫/川口洋史/北川香子/太田信宏/臼田雅之/佐々木紳/小松久男/倉田明子
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カバーイラストは荒木飛呂彦描き下ろし! 評伝を積み重ねて描く、本邦初の本格的アジア通史全編書き下ろし。「アジア」と名指される広大な領域を、東西南北、古代から21世紀へと、縦横無尽に駆けめぐる。現代のアジア史研究の第一人者である編集委員たちと、東洋史研究の伝統を継承した人々が、古代から21世紀までを展望し、圧倒的個性を掘り起こす! 羽地朝秀/雨森芳洲/徳川吉宗/荻生徂徠/リヨク/乾隆帝/阮恵/阮福暎/ハイダル・アリー/ラームモーハン・ローイ/ミドハト・パシャ/中央アジアの知識人群像/ヨウコウ/西太后/袁世凱/他。
「月報」エッセイ:浅田次郎
執筆陣:村田雄二郎/前田舟子/木村直也/深井雅海/高田綾子/平石直昭/川原秀城/谷井陽子/多賀良寛/今井昭夫/川口洋史/北川香子/太田信宏/臼田雅之/佐々木紳/小松久男/倉田明子
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もう、気分は最高だ!
子どもが翼をつけて生まれ(「ウエハース君」)、宝石でできた蚊が人間の血と一緒に楽しかった記憶を吸い込み(「ジュエリーモスキート」)、結婚していない私が結婚した私を訪ね(「アナザーストーリー」)、健康な異性愛者だけを選別…
もう、気分は最高だ!
子どもが翼をつけて生まれ(「ウエハース君」)、宝石でできた蚊が人間の血と一緒に楽しかった記憶を吸い込み(「ジュエリーモスキート」)、結婚していない私が結婚した私を訪ね(「アナザーストーリー」)、健康な異性愛者だけを選別し、それ以外にはキノコになる液体が配られる(「キノコの国で」)……。
イ・ユリが描く14の世界を一つずつ通過すると、苛立ちや悩みはしばし遠くに追いやられ、私たちの手元から離れていた日常は鮮明になる。唯一無二のSFワールドに魅了される、韓国の大人気作家の傑作短編集。
大好評「I am I am I am」シリーズ、第4弾!
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子どもが翼をつけて生まれ(「ウエハース君」)、宝石でできた蚊が人間の血と一緒に楽しかった記憶を吸い込み(「ジュエリーモスキート」)、結婚していない私が結婚した私を訪ね(「アナザーストーリー」)、健康な異性愛者だけを選別…
もう、気分は最高だ!
子どもが翼をつけて生まれ(「ウエハース君」)、宝石でできた蚊が人間の血と一緒に楽しかった記憶を吸い込み(「ジュエリーモスキート」)、結婚していない私が結婚した私を訪ね(「アナザーストーリー」)、健康な異性愛者だけを選別し、それ以外にはキノコになる液体が配られる(「キノコの国で」)……。
イ・ユリが描く14の世界を一つずつ通過すると、苛立ちや悩みはしばし遠くに追いやられ、私たちの手元から離れていた日常は鮮明になる。唯一無二のSFワールドに魅了される、韓国の大人気作家の傑作短編集。
大好評「I am I am I am」シリーズ、第4弾!
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天下人・秀吉の子が辿った
栄光と悲劇の生涯!
御次秀勝
小吉秀勝
豊臣秀次
宇喜多秀家
豊臣秀頼
備前の戦国大名の嫡子として生まれ、わずか九歳で家督を継ぎ、豊臣秀吉に庇護され大名として成長した宇喜多秀家。
幼少期から武勇に優れた秀家は、加賀…
天下人・秀吉の子が辿った
栄光と悲劇の生涯!
御次秀勝
小吉秀勝
豊臣秀次
宇喜多秀家
豊臣秀頼
備前の戦国大名の嫡子として生まれ、わずか九歳で家督を継ぎ、豊臣秀吉に庇護され大名として成長した宇喜多秀家。
幼少期から武勇に優れた秀家は、加賀前田家の娘・豪姫を娶り、豊臣政権の中枢に組み込まれていく。
秀吉の死後、「五大老」の一角にまで上りつめるが、関ヶ原の戦いで石田三成らと西軍に参陣、運命は反転してーー(「第四話 宇喜多秀家」)そのほか、
於次秀勝、小吉秀勝、関白秀次、そして豊臣秀頼ら、秀吉の子どもたちの葛藤と失意、栄光と没落の生涯を描く渾身の歴史巨編!
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栄光と悲劇の生涯!
御次秀勝
小吉秀勝
豊臣秀次
宇喜多秀家
豊臣秀頼
備前の戦国大名の嫡子として生まれ、わずか九歳で家督を継ぎ、豊臣秀吉に庇護され大名として成長した宇喜多秀家。
幼少期から武勇に優れた秀家は、加賀…
天下人・秀吉の子が辿った
栄光と悲劇の生涯!
御次秀勝
小吉秀勝
豊臣秀次
宇喜多秀家
豊臣秀頼
備前の戦国大名の嫡子として生まれ、わずか九歳で家督を継ぎ、豊臣秀吉に庇護され大名として成長した宇喜多秀家。
幼少期から武勇に優れた秀家は、加賀前田家の娘・豪姫を娶り、豊臣政権の中枢に組み込まれていく。
秀吉の死後、「五大老」の一角にまで上りつめるが、関ヶ原の戦いで石田三成らと西軍に参陣、運命は反転してーー(「第四話 宇喜多秀家」)そのほか、
於次秀勝、小吉秀勝、関白秀次、そして豊臣秀頼ら、秀吉の子どもたちの葛藤と失意、栄光と没落の生涯を描く渾身の歴史巨編!
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夢の中だけでも王子様に会いたい。
大学寮で同室になった二人の男。
かたやアメフト界の貴公子。
こなたツラのいい陰キャ。
だが、二人には壮絶な秘密があり……。
『とらドラ!』『砕け散るところを見せてあげる』著者最高傑作!
なんか言えや。そう思…
夢の中だけでも王子様に会いたい。
大学寮で同室になった二人の男。
かたやアメフト界の貴公子。
こなたツラのいい陰キャ。
だが、二人には壮絶な秘密があり……。
『とらドラ!』『砕け散るところを見せてあげる』著者最高傑作!
なんか言えや。そう思うのと同時に、なんかすげーな。とも思う。
伸びかけてモサつく黒髪も、無個性を極めた細い黒縁の眼鏡も、無難を通り越して投げやりな服装も、
とにかく目に見える情報のすべてが叫ぶみたいに陰キャ感を主張している。のに、
顔が。顔面が。とんでもなく、整っている。
そいつはとても陰キャっぽいまま、それでもとても美しいものとして、この部屋の左側に存在している。
正反対の男子2人の出会いが、すべてを変える。
【目次】
第一話 出会い
第二話 討伐
第三話 「は?」
第四話 カレーの王子さま
第五話 おやすみ
第六話 最後の討伐
装画 冨士原 良
装幀 川谷康久
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大学寮で同室になった二人の男。
かたやアメフト界の貴公子。
こなたツラのいい陰キャ。
だが、二人には壮絶な秘密があり……。
『とらドラ!』『砕け散るところを見せてあげる』著者最高傑作!
なんか言えや。そう思…
夢の中だけでも王子様に会いたい。
大学寮で同室になった二人の男。
かたやアメフト界の貴公子。
こなたツラのいい陰キャ。
だが、二人には壮絶な秘密があり……。
『とらドラ!』『砕け散るところを見せてあげる』著者最高傑作!
なんか言えや。そう思うのと同時に、なんかすげーな。とも思う。
伸びかけてモサつく黒髪も、無個性を極めた細い黒縁の眼鏡も、無難を通り越して投げやりな服装も、
とにかく目に見える情報のすべてが叫ぶみたいに陰キャ感を主張している。のに、
顔が。顔面が。とんでもなく、整っている。
そいつはとても陰キャっぽいまま、それでもとても美しいものとして、この部屋の左側に存在している。
正反対の男子2人の出会いが、すべてを変える。
【目次】
第一話 出会い
第二話 討伐
第三話 「は?」
第四話 カレーの王子さま
第五話 おやすみ
第六話 最後の討伐
装画 冨士原 良
装幀 川谷康久
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“敗れざる男”の汗と涙と笑いの異色評伝!
歴史ある箱根駅伝で今も語り継がれる伝説的ランナー「大塚正美」。“箱根ファン”でこの男を知らないなんてありえない──。
増田明美さん(スポーツジャーナリスト)推薦!
「大塚正美さんはカッコイイ天才ラン…
“敗れざる男”の汗と涙と笑いの異色評伝!
歴史ある箱根駅伝で今も語り継がれる伝説的ランナー「大塚正美」。“箱根ファン”でこの男を知らないなんてありえない──。
増田明美さん(スポーツジャーナリスト)推薦!
「大塚正美さんはカッコイイ天才ランナーだった。でもこんなに面白いキャラだったとは。そのポジティブ思考がメンタルの強さの源なのだと感じました。知らざるスター選手を現代に蘇らせた飯倉章さんの筆力にも感動!」
当時、史上9人目の4年連続区間賞を達成した大塚正美選手の箱根駅伝での激走をめぐっては、数々の“伝説”が残されている。
「スピード重視の“花の2区”、スタミナ重視の“山登り5区”を共に制し、1500mでも日本一になった天才オールラウンダー」
「“花の2区”で12年間破られなかった伝説の区間記録を樹立。8区の区間記録も15年間破られず」
「山登り5区、そこでかけた音楽は? 邪魔な伴走車にとった行動は? ユニフォームの誤算とは?」
「日体大同期“山の妖怪”谷口浩美の様子、順天大上田誠仁・大東大米重修一との激闘も活写。1980年代前半の箱根駅伝が甦る!」etc.
4年連続区間賞&2区・8区で長寿記録を樹立した“敗れざる男”──箱根路がもっと面白くなる、汗と涙と笑いの異色評伝。
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歴史ある箱根駅伝で今も語り継がれる伝説的ランナー「大塚正美」。“箱根ファン”でこの男を知らないなんてありえない──。
増田明美さん(スポーツジャーナリスト)推薦!
「大塚正美さんはカッコイイ天才ラン…
“敗れざる男”の汗と涙と笑いの異色評伝!
歴史ある箱根駅伝で今も語り継がれる伝説的ランナー「大塚正美」。“箱根ファン”でこの男を知らないなんてありえない──。
増田明美さん(スポーツジャーナリスト)推薦!
「大塚正美さんはカッコイイ天才ランナーだった。でもこんなに面白いキャラだったとは。そのポジティブ思考がメンタルの強さの源なのだと感じました。知らざるスター選手を現代に蘇らせた飯倉章さんの筆力にも感動!」
当時、史上9人目の4年連続区間賞を達成した大塚正美選手の箱根駅伝での激走をめぐっては、数々の“伝説”が残されている。
「スピード重視の“花の2区”、スタミナ重視の“山登り5区”を共に制し、1500mでも日本一になった天才オールラウンダー」
「“花の2区”で12年間破られなかった伝説の区間記録を樹立。8区の区間記録も15年間破られず」
「山登り5区、そこでかけた音楽は? 邪魔な伴走車にとった行動は? ユニフォームの誤算とは?」
「日体大同期“山の妖怪”谷口浩美の様子、順天大上田誠仁・大東大米重修一との激闘も活写。1980年代前半の箱根駅伝が甦る!」etc.
4年連続区間賞&2区・8区で長寿記録を樹立した“敗れざる男”──箱根路がもっと面白くなる、汗と涙と笑いの異色評伝。
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ヴェルヌの「驚異の旅」は1863年の「気球旅行」でスタートし、「地底」「月世界」と続いたが、本書は67年刊で、「グラント船長」や「海底二万リーグ」より前であった。本書の訳者は「これほど面白い作品がどうして邦訳されていないのか」と述べる。冒頭…
ヴェルヌの「驚異の旅」は1863年の「気球旅行」でスタートし、「地底」「月世界」と続いたが、本書は67年刊で、「グラント船長」や「海底二万リーグ」より前であった。本書の訳者は「これほど面白い作品がどうして邦訳されていないのか」と述べる。冒頭から、帆船フォワード号を取り巻く謎で、読者の心を掴む。その行先は分からず、船長は姿を現わさず何者であるかも分からない。同号は船長からの秘密の指令によって北極へ向かう。ついに姿を現わした船長は北極征服熱一色に染め上げられた誇り高きイギリス人であった。この人物は単一の情熱に支配され、目標に向かって邁進する。極北の酷寒、乗務員の反乱、未踏の地の不確実性との戦いに、冒険心と知識欲に駆られたハテラスの勇気と決意は微塵ともしない。推理小説と冒険小説が渾然一体となった傑作。
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ヴェルヌの「驚異の旅」は1863年の「気球旅行」でスタートし、「地底」「月世界」と続いたが、本書は67年刊で、「グラント船長」や「海底二万リーグ」より前であった。本書の訳者は「これほど面白い作品がどうして邦訳されていないのか」と述べる。冒頭から、帆船フォワード号を取り巻く謎で、読者の心を掴む。その行先は分からず、船長は姿を現わさず何者であるかも分からない。同号は船長からの秘密の指令によって北極へ向かう。ついに姿を現わした船長は北極征服熱一色に染め上げられた誇り高きイギリス人であった。この人物は単一の情熱に支配され、目標に向かって邁進する。極北の酷寒、乗務員の反乱、未踏の地の不確実性との戦いに、冒険心と知識欲に駆られたハテラスの勇気と決意は微塵ともしない。推理小説と冒険小説が渾然一体となった傑作。
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井原西鶴の処女作であり、当時のベストセラーになった出世作。好色一代男とは、色道の探求に生涯を賭けて悔いなき男という意味だ。その主人公である一代男こと世之介は、巨万の富を擁する上方町人の二世として生まれ、七歳にして恋を知り、六十歳には女護島遠…
井原西鶴の処女作であり、当時のベストセラーになった出世作。好色一代男とは、色道の探求に生涯を賭けて悔いなき男という意味だ。その主人公である一代男こと世之介は、巨万の富を擁する上方町人の二世として生まれ、七歳にして恋を知り、六十歳には女護島遠征に船出したまま行方知れずになるが、それまでの五四年間を、一年を一章にする構成で五四章にまとめた好色一代記である。世之介は地方も含めてさまざまな場所に出向き、さまざまな遍歴をするが、主要な舞台は公許の廓(くるわ)で、粋(すい)という「遊興の美学」を描くことが西鶴の意図であった。巻末には西鶴全集の翻訳で知られる暉峻康隆氏による「解説」を収めた。なお「プライム」とは「グリンプス」とは異なり、古典のほぼ全巻の現代語訳を言う。
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井原西鶴の処女作であり、当時のベストセラーになった出世作。好色一代男とは、色道の探求に生涯を賭けて悔いなき男という意味だ。その主人公である一代男こと世之介は、巨万の富を擁する上方町人の二世として生まれ、七歳にして恋を知り、六十歳には女護島遠征に船出したまま行方知れずになるが、それまでの五四年間を、一年を一章にする構成で五四章にまとめた好色一代記である。世之介は地方も含めてさまざまな場所に出向き、さまざまな遍歴をするが、主要な舞台は公許の廓(くるわ)で、粋(すい)という「遊興の美学」を描くことが西鶴の意図であった。巻末には西鶴全集の翻訳で知られる暉峻康隆氏による「解説」を収めた。なお「プライム」とは「グリンプス」とは異なり、古典のほぼ全巻の現代語訳を言う。
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現存する日本最古の物語であり、「かぐや姫」として有名。竹取の翁(おきな)によって光り輝く竹の中から発見され、翁夫婦に育てられた「かぐや姫」を巡る奇譚である。当初の求婚者は5人、それぞれ難しいものを持参するよう言われるが、それは「仏の御石(み…
現存する日本最古の物語であり、「かぐや姫」として有名。竹取の翁(おきな)によって光り輝く竹の中から発見され、翁夫婦に育てられた「かぐや姫」を巡る奇譚である。当初の求婚者は5人、それぞれ難しいものを持参するよう言われるが、それは「仏の御石(みいし)の鉢」「蓬莱の玉の枝」「火鼠(ひねずみ)の皮衣(かわぎぬ)」「龍の首の珠」「燕の産んだ子安貝」だった。結局、成功したものはなく、一人残らずすべて落第。最後には「帝(みかど)」が求婚するが…巻末には三谷栄一氏による「解説」を付した。
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現存する日本最古の物語であり、「かぐや姫」として有名。竹取の翁(おきな)によって光り輝く竹の中から発見され、翁夫婦に育てられた「かぐや姫」を巡る奇譚である。当初の求婚者は5人、それぞれ難しいものを持参するよう言われるが、それは「仏の御石(みいし)の鉢」「蓬莱の玉の枝」「火鼠(ひねずみ)の皮衣(かわぎぬ)」「龍の首の珠」「燕の産んだ子安貝」だった。結局、成功したものはなく、一人残らずすべて落第。最後には「帝(みかど)」が求婚するが…巻末には三谷栄一氏による「解説」を付した。
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平安時代後期から鎌倉初期にかけて活躍した公家・藤原定家が選んだ秀歌撰であると考えられ、百人の歌人の優れた和歌が一首ずつ選ばれ、年代順に配列されている。百首は「万葉集」から始まり「古今集」「新古今集」などの勅撰和歌集から選ばれた。本書には12…
平安時代後期から鎌倉初期にかけて活躍した公家・藤原定家が選んだ秀歌撰であると考えられ、百人の歌人の優れた和歌が一首ずつ選ばれ、年代順に配列されている。百首は「万葉集」から始まり「古今集」「新古今集」などの勅撰和歌集から選ばれた。本書には12人の歌人エピソードも収めてある。江戸時代には木版画の技術が普及し、「百人一首」は絵入りの歌がるたとして広く庶民に広まった。著者宮柊二氏は「戦後短歌のリーダー」として知られる歌人である。巻末には井上宗雄氏の「解説」、白洲正子氏のエッセイを収めた。
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平安時代後期から鎌倉初期にかけて活躍した公家・藤原定家が選んだ秀歌撰であると考えられ、百人の歌人の優れた和歌が一首ずつ選ばれ、年代順に配列されている。百首は「万葉集」から始まり「古今集」「新古今集」などの勅撰和歌集から選ばれた。本書には12人の歌人エピソードも収めてある。江戸時代には木版画の技術が普及し、「百人一首」は絵入りの歌がるたとして広く庶民に広まった。著者宮柊二氏は「戦後短歌のリーダー」として知られる歌人である。巻末には井上宗雄氏の「解説」、白洲正子氏のエッセイを収めた。
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同じ作者式亭三馬による「浮世風呂」の姉妹編で、江戸滑稽本の代表作の一つ。「浮世風呂」に出る風呂屋の隣にある「浮世床」は江戸庶民の社交クラブともいうべき場所で、そこにあつまるひとびとの生態を精密にして軽妙な会話によってえがきだしている。床の主…
同じ作者式亭三馬による「浮世風呂」の姉妹編で、江戸滑稽本の代表作の一つ。「浮世風呂」に出る風呂屋の隣にある「浮世床」は江戸庶民の社交クラブともいうべき場所で、そこにあつまるひとびとの生態を精密にして軽妙な会話によってえがきだしている。床の主人鬢(びん)五郎、その女房、下剃りの留吉(とめきち)が店をかまえるなかに、楽隠居、素読の先生、上方者、籠舁き、櫛屋、居候の飛助などが、つぎつぎに顔を出す。てんでに勝手なことを言い、小さな喧嘩が起こるかと思うと談論風発、すぐまた新しい客と入れ替わる。三馬は3編を出す予定だったが果たせず、巻三は瀧亭鯉丈が書いた。本書はその初編部の完訳である。三馬は古本屋を開くなどしたあと、19歳で処女作の黄表紙を発表。34歳で代表作『浮世風呂』を発表した。一方、自家販売の化粧水「江戸の水」を売るなど商才にも長けていた。
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同じ作者式亭三馬による「浮世風呂」の姉妹編で、江戸滑稽本の代表作の一つ。「浮世風呂」に出る風呂屋の隣にある「浮世床」は江戸庶民の社交クラブともいうべき場所で、そこにあつまるひとびとの生態を精密にして軽妙な会話によってえがきだしている。床の主人鬢(びん)五郎、その女房、下剃りの留吉(とめきち)が店をかまえるなかに、楽隠居、素読の先生、上方者、籠舁き、櫛屋、居候の飛助などが、つぎつぎに顔を出す。てんでに勝手なことを言い、小さな喧嘩が起こるかと思うと談論風発、すぐまた新しい客と入れ替わる。三馬は3編を出す予定だったが果たせず、巻三は瀧亭鯉丈が書いた。本書はその初編部の完訳である。三馬は古本屋を開くなどしたあと、19歳で処女作の黄表紙を発表。34歳で代表作『浮世風呂』を発表した。一方、自家販売の化粧水「江戸の水」を売るなど商才にも長けていた。
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ヴェルヌの「驚異の旅」は1863年の「気球旅行」でスタートし、「地底」「月世界」と続いたが、本書は67年刊で、「グラント船長」や「海底二万リーグ」より前であった。本書の訳者は「これほど面白い作品がどうして邦訳されていないのか」と述べる。冒頭…
ヴェルヌの「驚異の旅」は1863年の「気球旅行」でスタートし、「地底」「月世界」と続いたが、本書は67年刊で、「グラント船長」や「海底二万リーグ」より前であった。本書の訳者は「これほど面白い作品がどうして邦訳されていないのか」と述べる。冒頭から、帆船フォワード号を取り巻く謎で、読者の心を掴む。その行先は分からず、船長は姿を現わさず何者であるかも分からない。同号は船長からの秘密の指令によって北極へ向かう。ついに姿を現わした船長は北極征服熱一色に染め上げられた誇り高きイギリス人であった。この人物は単一の情熱に支配され、目標に向かって邁進する。極北の酷寒、乗務員の反乱、未踏の地の不確実性との戦いに、冒険心と知識欲に駆られたハテラスの勇気と決意は微塵ともしない。推理小説と冒険小説が渾然一体となった傑作。
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ヴェルヌの「驚異の旅」は1863年の「気球旅行」でスタートし、「地底」「月世界」と続いたが、本書は67年刊で、「グラント船長」や「海底二万リーグ」より前であった。本書の訳者は「これほど面白い作品がどうして邦訳されていないのか」と述べる。冒頭から、帆船フォワード号を取り巻く謎で、読者の心を掴む。その行先は分からず、船長は姿を現わさず何者であるかも分からない。同号は船長からの秘密の指令によって北極へ向かう。ついに姿を現わした船長は北極征服熱一色に染め上げられた誇り高きイギリス人であった。この人物は単一の情熱に支配され、目標に向かって邁進する。極北の酷寒、乗務員の反乱、未踏の地の不確実性との戦いに、冒険心と知識欲に駆られたハテラスの勇気と決意は微塵ともしない。推理小説と冒険小説が渾然一体となった傑作。
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ラルフは良家の令嬢マグダと婚約したばかりだが、気がかりなことがあった。恋仲になり別荘まで買ってやった娼婦ローズの存在だ。ローズが結婚の障害になることを心配した彼は、関係を穏便に清算するため、弁護士カーチスに頼んでブーローニュの別荘に出かけた…
ラルフは良家の令嬢マグダと婚約したばかりだが、気がかりなことがあった。恋仲になり別荘まで買ってやった娼婦ローズの存在だ。ローズが結婚の障害になることを心配した彼は、関係を穏便に清算するため、弁護士カーチスに頼んでブーローニュの別荘に出かけた。だが、ローズはベッドの上で、動脈に達するほどの傷を負って死んでいた。しかも部屋には4種類の凶器になりうるものが存在していた! いったいどういうことが起こったのか。奇怪な事件の謎にいどむ探偵バンコランが、持ち前のウィットとユーモアを見せて活躍する最後の長編。
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ラルフは良家の令嬢マグダと婚約したばかりだが、気がかりなことがあった。恋仲になり別荘まで買ってやった娼婦ローズの存在だ。ローズが結婚の障害になることを心配した彼は、関係を穏便に清算するため、弁護士カーチスに頼んでブーローニュの別荘に出かけた。だが、ローズはベッドの上で、動脈に達するほどの傷を負って死んでいた。しかも部屋には4種類の凶器になりうるものが存在していた! いったいどういうことが起こったのか。奇怪な事件の謎にいどむ探偵バンコランが、持ち前のウィットとユーモアを見せて活躍する最後の長編。
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つましく身を立てていたアン・デイはいつの間にか38になっていたが、願ってもない家政婦という職を得てグリンズミード家に入った。だが一見平和な家庭には思わぬ陰があった。病弱な妻は話のとおりだったが、夫には秘密の愛人があったのだ。典型的な三角関係…
つましく身を立てていたアン・デイはいつの間にか38になっていたが、願ってもない家政婦という職を得てグリンズミード家に入った。だが一見平和な家庭には思わぬ陰があった。病弱な妻は話のとおりだったが、夫には秘密の愛人があったのだ。典型的な三角関係が引き起こす不気味な雰囲気のなかで、若い家政婦アンは、夫婦間の微妙な空気を感じ、夫人の身を案じるが…アリバイ・トリックの巨匠クロフツが、趣向を変えて、密室トリックを創案した。一つは心理的、もう一つは物理的ともいえるトリックで、この二つが有機的に関連する殺人事件の謎に挑戦する。
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つましく身を立てていたアン・デイはいつの間にか38になっていたが、願ってもない家政婦という職を得てグリンズミード家に入った。だが一見平和な家庭には思わぬ陰があった。病弱な妻は話のとおりだったが、夫には秘密の愛人があったのだ。典型的な三角関係が引き起こす不気味な雰囲気のなかで、若い家政婦アンは、夫婦間の微妙な空気を感じ、夫人の身を案じるが…アリバイ・トリックの巨匠クロフツが、趣向を変えて、密室トリックを創案した。一つは心理的、もう一つは物理的ともいえるトリックで、この二つが有機的に関連する殺人事件の謎に挑戦する。
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「本書はロレンスの最も美しい散文であり、またロレンスの思想を知るためにも最も重要な中身を含んでいる。《山越えの十字架像》はロレンスがいかにキリスト教的な神秘主義者であったかをよく啓示しているし、《紡ぐ女と修道僧》にはロマン主義的な絶対の世界…
「本書はロレンスの最も美しい散文であり、またロレンスの思想を知るためにも最も重要な中身を含んでいる。《山越えの十字架像》はロレンスがいかにキリスト教的な神秘主義者であったかをよく啓示しているし、《紡ぐ女と修道僧》にはロマン主義的な絶対の世界の認識がよく出ている。また《レモン園》では特にその思想が強調されている」(西脇順三郎)。本書の中身はすべて、ロレンスが1921年の9月から翌年の4月まで恋人のフリーダ夫人とガルダ湖畔に滞在した時代に書かれた。ロレンスは『イタリアの薄明』『海とサルデーニャ』『メキシコの朝』『エトルリア遺跡』の4つの紀行を残した。これらをすべて最初に全訳したのが鈴木新一郎氏で、今回の電子書籍版はその復刊となる。
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「本書はロレンスの最も美しい散文であり、またロレンスの思想を知るためにも最も重要な中身を含んでいる。《山越えの十字架像》はロレンスがいかにキリスト教的な神秘主義者であったかをよく啓示しているし、《紡ぐ女と修道僧》にはロマン主義的な絶対の世界の認識がよく出ている。また《レモン園》では特にその思想が強調されている」(西脇順三郎)。本書の中身はすべて、ロレンスが1921年の9月から翌年の4月まで恋人のフリーダ夫人とガルダ湖畔に滞在した時代に書かれた。ロレンスは『イタリアの薄明』『海とサルデーニャ』『メキシコの朝』『エトルリア遺跡』の4つの紀行を残した。これらをすべて最初に全訳したのが鈴木新一郎氏で、今回の電子書籍版はその復刊となる。
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ロレンスの紀行第三弾。米国ニューメキシコ州に住む女富豪メイベルは『海とサルデーニャ』に興味を覚え、インディアンたちを実地に見てほしいとロレンスを招いた。ロレンスは妻のフリーダとともにメイベルの農園に滞在した。のちに二人はメキシコを訪れた。そ…
ロレンスの紀行第三弾。米国ニューメキシコ州に住む女富豪メイベルは『海とサルデーニャ』に興味を覚え、インディアンたちを実地に見てほしいとロレンスを招いた。ロレンスは妻のフリーダとともにメイベルの農園に滞在した。のちに二人はメキシコを訪れた。そのときの経験は長編小説『翼ある蛇』に結実するが、同時にロレンスは何編かの旅行記を発表した。それをまとめたのが本書で、インディアンたちの踊りや祭りの観察からヨーロッパ文明との対比が行なわれる。意気軒昂なロレンスが眼前に浮かぶ。
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ロレンスの紀行第三弾。米国ニューメキシコ州に住む女富豪メイベルは『海とサルデーニャ』に興味を覚え、インディアンたちを実地に見てほしいとロレンスを招いた。ロレンスは妻のフリーダとともにメイベルの農園に滞在した。のちに二人はメキシコを訪れた。そのときの経験は長編小説『翼ある蛇』に結実するが、同時にロレンスは何編かの旅行記を発表した。それをまとめたのが本書で、インディアンたちの踊りや祭りの観察からヨーロッパ文明との対比が行なわれる。意気軒昂なロレンスが眼前に浮かぶ。
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「イタリアの薄明」に続くロレンスの旅行記。サルデーニャは、コルシカ島のすぐ南にある四国くらいの島だが、地理的要因もあって、古代から現代まで、その歴史は実にさまざまな影響を受けた。だが、その文化の根幹をなすものは、やはり独自なものといえる。ロ…
「イタリアの薄明」に続くロレンスの旅行記。サルデーニャは、コルシカ島のすぐ南にある四国くらいの島だが、地理的要因もあって、古代から現代まで、その歴史は実にさまざまな影響を受けた。だが、その文化の根幹をなすものは、やはり独自なものといえる。ロレンスの訪れた二十世紀初頭のサルデーニャは、一般にヨーロッパの辺境と見なされていた。彼はその南部の、最も辺境の色濃い山地を選び、移動のおもな手段を鉄道にして旅をした。目指したのは名所でも旧跡でもなく探検でもなく、土地の人々との小さな出会いであった。愉快なエピソードに満ち、それが最もよく反映された魅力あふれる旅行記が本書である。
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「イタリアの薄明」に続くロレンスの旅行記。サルデーニャは、コルシカ島のすぐ南にある四国くらいの島だが、地理的要因もあって、古代から現代まで、その歴史は実にさまざまな影響を受けた。だが、その文化の根幹をなすものは、やはり独自なものといえる。ロレンスの訪れた二十世紀初頭のサルデーニャは、一般にヨーロッパの辺境と見なされていた。彼はその南部の、最も辺境の色濃い山地を選び、移動のおもな手段を鉄道にして旅をした。目指したのは名所でも旧跡でもなく探検でもなく、土地の人々との小さな出会いであった。愉快なエピソードに満ち、それが最もよく反映された魅力あふれる旅行記が本書である。
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ロレンスの紀行第四弾。1927年、ロレンスはエトルリアの遺跡を経めぐった。画家・作家であり、仏教に興味を抱く研究者でロレンスの大の友人となった米国人アール・ブリュースターが一緒だった。そのときの紀行文がまとめて出版されたのは1932年で、ロ…
ロレンスの紀行第四弾。1927年、ロレンスはエトルリアの遺跡を経めぐった。画家・作家であり、仏教に興味を抱く研究者でロレンスの大の友人となった米国人アール・ブリュースターが一緒だった。そのときの紀行文がまとめて出版されたのは1932年で、ロレンスの死後だった。以前から興味を持っていたエトルリア各地のの装飾壁画と古代宗教に触発されて、ロレンスの想像力は躍動し、生命への深い信頼と肯定を歌いあげる。
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ロレンスの紀行第四弾。1927年、ロレンスはエトルリアの遺跡を経めぐった。画家・作家であり、仏教に興味を抱く研究者でロレンスの大の友人となった米国人アール・ブリュースターが一緒だった。そのときの紀行文がまとめて出版されたのは1932年で、ロレンスの死後だった。以前から興味を持っていたエトルリア各地のの装飾壁画と古代宗教に触発されて、ロレンスの想像力は躍動し、生命への深い信頼と肯定を歌いあげる。
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本書は、アメリカのR・A・ハインラインと並び、1950年代のSF界を席巻したイギリスのアーサー・C・クラークの最初期の長編だ。数億年先の未来、銀河帝国はほろび、かつて宇宙に雄飛した人類は、砂漠同然と化した地球の一角にかじりついて、暮らしてい…
本書は、アメリカのR・A・ハインラインと並び、1950年代のSF界を席巻したイギリスのアーサー・C・クラークの最初期の長編だ。数億年先の未来、銀河帝国はほろび、かつて宇宙に雄飛した人類は、砂漠同然と化した地球の一角にかじりついて、暮らしていた。そのとき好奇心に駆り立てられた少年アルビンは、町を脱出し、他の知性体を求めて宇宙へ旅立つ。そして「七つの太陽」で出会った純粋知性体によって人類の歴史が明らかにされ、地球はふたたびその生命をとりもどす。宇宙への冒険とそこにある謎を解き明かすクラークの面目躍如の一編。なお、クラークの処女作は短編「太陽系最後の日」(1946)で、弊社刊「往年のSF短編傑作1」に収録されている。
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本書は、アメリカのR・A・ハインラインと並び、1950年代のSF界を席巻したイギリスのアーサー・C・クラークの最初期の長編だ。数億年先の未来、銀河帝国はほろび、かつて宇宙に雄飛した人類は、砂漠同然と化した地球の一角にかじりついて、暮らしていた。そのとき好奇心に駆り立てられた少年アルビンは、町を脱出し、他の知性体を求めて宇宙へ旅立つ。そして「七つの太陽」で出会った純粋知性体によって人類の歴史が明らかにされ、地球はふたたびその生命をとりもどす。宇宙への冒険とそこにある謎を解き明かすクラークの面目躍如の一編。なお、クラークの処女作は短編「太陽系最後の日」(1946)で、弊社刊「往年のSF短編傑作1」に収録されている。
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「ただ、星を守りたかっただけーー」
現役の文部科学大臣で文壇の大御所作家でもある清水義之が全国高校生総合文化祭の式典の最中、舞台袖から飛び出してきた男に刺されて死亡する事件がおきた。逮捕された男の名前は永瀬暁、37歳。永瀬は逮捕されたのち…
「ただ、星を守りたかっただけーー」
現役の文部科学大臣で文壇の大御所作家でもある清水義之が全国高校生総合文化祭の式典の最中、舞台袖から飛び出してきた男に刺されて死亡する事件がおきた。逮捕された男の名前は永瀬暁、37歳。永瀬は逮捕されたのち、週刊誌に手記を発表しはじめる。そこには、清水が深く関わっているとされる新興宗教に対する恨みが綴られていた。また、式典に出席していた作家は、永瀬の事件を小説として描く。ノンフィクションとフィクション、ふたつの物語が合わさったとき見える景色とは!?
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現役の文部科学大臣で文壇の大御所作家でもある清水義之が全国高校生総合文化祭の式典の最中、舞台袖から飛び出してきた男に刺されて死亡する事件がおきた。逮捕された男の名前は永瀬暁、37歳。永瀬は逮捕されたのち…
「ただ、星を守りたかっただけーー」
現役の文部科学大臣で文壇の大御所作家でもある清水義之が全国高校生総合文化祭の式典の最中、舞台袖から飛び出してきた男に刺されて死亡する事件がおきた。逮捕された男の名前は永瀬暁、37歳。永瀬は逮捕されたのち、週刊誌に手記を発表しはじめる。そこには、清水が深く関わっているとされる新興宗教に対する恨みが綴られていた。また、式典に出席していた作家は、永瀬の事件を小説として描く。ノンフィクションとフィクション、ふたつの物語が合わさったとき見える景色とは!?
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新幹線、車、飛行機、ローラースケート、台車、たらい船、象、そして自分の足ーー多彩な移動手段を使った先に立ち現れるさまざまな風景。教習所の教官とのやり取りには笑いがこぼれ、自転車と紡いだ学生時代の思い出には切なさがあふれる。短歌から小説まで、…
新幹線、車、飛行機、ローラースケート、台車、たらい船、象、そして自分の足ーー多彩な移動手段を使った先に立ち現れるさまざまな風景。教習所の教官とのやり取りには笑いがこぼれ、自転車と紡いだ学生時代の思い出には切なさがあふれる。短歌から小説まで、言葉と心を通わせてきた書き手が贈る、一歩ふみ出すエッセイ集。
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新幹線、車、飛行機、ローラースケート、台車、たらい船、象、そして自分の足ーー多彩な移動手段を使った先に立ち現れるさまざまな風景。教習所の教官とのやり取りには笑いがこぼれ、自転車と紡いだ学生時代の思い出には切なさがあふれる。短歌から小説まで、言葉と心を通わせてきた書き手が贈る、一歩ふみ出すエッセイ集。
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日本、韓国、沖縄、どこへ行っても本は木(なむ)で出来ていた。
●概要
「三十代初めまでは身近に詩があった。だからこの本にもちょくちょく自分の書いた詩が顔を出す」。著者がこれまで生きてきた日本、韓国、沖縄で感じたこと、言葉にしたこと、詩で表現…
日本、韓国、沖縄、どこへ行っても本は木(なむ)で出来ていた。
●概要
「三十代初めまでは身近に詩があった。だからこの本にもちょくちょく自分の書いた詩が顔を出す」。著者がこれまで生きてきた日本、韓国、沖縄で感じたこと、言葉にしたこと、詩で表現したこと。三点測量するように書いてきたエッセイを集大成。
●本文より
韓国に来る前に持っている本を全部売った。古本屋のおじいさんが部屋まで来てくれて十年間私が引越しのたびにひきずって歩いた活字の群れをそっくり引き取ってくれた。さよなら 私の本たち。それはたいそう重かった。
「本って、本当に重いですよね」私が言うと おじいさんが答えた。「さようでございますもともと木でございますからね」(第一章「プラタナス」より)
三十代初めまでは身近に詩があった。だからこの本にもちょくちょく自分の書いた詩が顔を出す。日本語でも一冊詩集を出し、ソウルにいるときには朝鮮語で書き、それらが一九九三年に韓国の民音社から『入国』として出版された。外国人がハングルで書いた珍しい本ということで、当時かなり話題になった。それはちょうど、韓国でいくつかの詩集が驚異的なセールスを記録していた時期と重なる。特に、崔泳美(チェ・ヨンミ)という詩人の『三十、宴は終わった』(日本語版はハン・ソンレ訳、書肆青樹社)が一九九四年に刊行され、その年だけで五十万部以上を売り上げるという空前のベストセラーとなった。私の詩集が読まれ、すぐに重版がかかったのも、こうした流れの中のできごとだ。民主化からあまり時間が経っていなかった九〇年代初頭の韓国人たちは好奇心に満ち、新しいもの、変わったものに対して寛容だった。(「あとがき」より)
●著者プロフィール
1960年、新潟市生まれ。翻訳者。著書に『増補新版 韓国文学の中心にあるもの』『本の栞にぶら下がる』『隣の国の人々と出会うーー韓国語と日本語のあいだ』。訳書にチョ・セヒ『こびとが打ち上げた小さなボール』、ハン・ガン『ギリシャ語の時間』、チョン・セラン『フィフティ・ピープル』、チョ・ナムジュ『82年生まれ、キム・ジヨン』、ファン・ジョンウン『ディディの傘』、李箱『翼ーー李箱作品集』、パク・ソルメ『未来散歩練習』などがある。2015年、共訳書パク・ミンギュ『カステラ』が第一回日本翻訳大賞受賞。2020年、訳書チョ・ナムジュ他『ヒョンナムオッパへ』で第18回韓国文学翻訳大賞(韓国文学翻訳院主催)受賞。2025年、ハン・ガン『別れを告げない』で第76回読売文学賞(研究・翻訳部門)を受賞。
【目次】
「なむ」の来歴もくじ
一章 「なむ」の来歴
二章 沖縄で考えたこと
三章 言葉と言葉の間で
四章 コラムの日々
五章 日常と本と
六章 詩、夢、訳
あとがき
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●概要
「三十代初めまでは身近に詩があった。だからこの本にもちょくちょく自分の書いた詩が顔を出す」。著者がこれまで生きてきた日本、韓国、沖縄で感じたこと、言葉にしたこと、詩で表現…
日本、韓国、沖縄、どこへ行っても本は木(なむ)で出来ていた。
●概要
「三十代初めまでは身近に詩があった。だからこの本にもちょくちょく自分の書いた詩が顔を出す」。著者がこれまで生きてきた日本、韓国、沖縄で感じたこと、言葉にしたこと、詩で表現したこと。三点測量するように書いてきたエッセイを集大成。
●本文より
韓国に来る前に持っている本を全部売った。古本屋のおじいさんが部屋まで来てくれて十年間私が引越しのたびにひきずって歩いた活字の群れをそっくり引き取ってくれた。さよなら 私の本たち。それはたいそう重かった。
「本って、本当に重いですよね」私が言うと おじいさんが答えた。「さようでございますもともと木でございますからね」(第一章「プラタナス」より)
三十代初めまでは身近に詩があった。だからこの本にもちょくちょく自分の書いた詩が顔を出す。日本語でも一冊詩集を出し、ソウルにいるときには朝鮮語で書き、それらが一九九三年に韓国の民音社から『入国』として出版された。外国人がハングルで書いた珍しい本ということで、当時かなり話題になった。それはちょうど、韓国でいくつかの詩集が驚異的なセールスを記録していた時期と重なる。特に、崔泳美(チェ・ヨンミ)という詩人の『三十、宴は終わった』(日本語版はハン・ソンレ訳、書肆青樹社)が一九九四年に刊行され、その年だけで五十万部以上を売り上げるという空前のベストセラーとなった。私の詩集が読まれ、すぐに重版がかかったのも、こうした流れの中のできごとだ。民主化からあまり時間が経っていなかった九〇年代初頭の韓国人たちは好奇心に満ち、新しいもの、変わったものに対して寛容だった。(「あとがき」より)
●著者プロフィール
1960年、新潟市生まれ。翻訳者。著書に『増補新版 韓国文学の中心にあるもの』『本の栞にぶら下がる』『隣の国の人々と出会うーー韓国語と日本語のあいだ』。訳書にチョ・セヒ『こびとが打ち上げた小さなボール』、ハン・ガン『ギリシャ語の時間』、チョン・セラン『フィフティ・ピープル』、チョ・ナムジュ『82年生まれ、キム・ジヨン』、ファン・ジョンウン『ディディの傘』、李箱『翼ーー李箱作品集』、パク・ソルメ『未来散歩練習』などがある。2015年、共訳書パク・ミンギュ『カステラ』が第一回日本翻訳大賞受賞。2020年、訳書チョ・ナムジュ他『ヒョンナムオッパへ』で第18回韓国文学翻訳大賞(韓国文学翻訳院主催)受賞。2025年、ハン・ガン『別れを告げない』で第76回読売文学賞(研究・翻訳部門)を受賞。
【目次】
「なむ」の来歴もくじ
一章 「なむ」の来歴
二章 沖縄で考えたこと
三章 言葉と言葉の間で
四章 コラムの日々
五章 日常と本と
六章 詩、夢、訳
あとがき
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**全8巻シリーズ 第4巻。
民を思いやった仁徳天皇から、多彩な伝説をもつ雄略天皇まで。
巨大古墳に象徴さる、強力な統一王権を築いた「倭の五王」(宋書)の時代の日本とは!?**
●神話的物語から、歴史的記述や伝説が主要部分に。
●仁徳天皇の…
**全8巻シリーズ 第4巻。
民を思いやった仁徳天皇から、多彩な伝説をもつ雄略天皇まで。
巨大古墳に象徴さる、強力な統一王権を築いた「倭の五王」(宋書)の時代の日本とは!?**
●神話的物語から、歴史的記述や伝説が主要部分に。
●仁徳天皇の「民のかまど」の物語に見る免税政策、大規模な灌漑、土木工事。履中天皇の地方への国司(書記官)設置、允恭天皇の氏姓の制定など整っていく政治。
●履中、反正、允恭天皇。史上初の兄弟による皇位継承。
●仁徳天皇の磐之媛(いわのひめ)、履中天皇の黒媛(くろひめ)、雄略天皇の幡梭皇女(はたびのひめみこ)など、皇后の様子に多くの記述が。
●新羅、高句麗、呉(宋)からの朝貢、新羅との紛争、高句麗討伐など動乱が続く朝鮮半島。
●「大悪天皇」とも「有徳天皇」とも記される、振れ幅の大きい雄略天皇の人間像。
※読みやすい2色刷。
※随所に水墨画による挿画。
<第4巻の主な内容>
第十六代 仁徳(にんとく)天皇
[即位前紀]
・皇位の譲り合い
・皇太子の自死による即位
[聖帝伝承─理想の君民関係]
・炊煙と税の免除「民のかまどの物語」
・田畑を増やす大規模土木工事
[皇后磐之媛(いわのひめ)の物語]
・八田(やた)皇女の入内(じゅだい)を拒絶
・二度と戻らなかった磐之媛皇后
[さまざまな出来事]
・白鳥陵の霊威、氷室(ひむろ)
・数々の異変・妖気
第十七代 履中(りちゅう)天皇
・婚礼の夜の鈴の音
・住吉仲皇子の反逆
第十八代 反正(はんぜい)天皇
・史上初の兄弟による皇位継承
・欠史八代を思わせる極めて短い記述
第十九代 允恭(いんぎょう)天皇
・妻の命がけの説得で即位
・盟神探湯(くかたち)で氏姓の混乱を正す
第二十代 安康(あんこう)天皇
・木梨軽太子(きなしのかるのみこ)の事件
・即位、大泊瀬皇子(次代、雄略天皇)のための求婚
第二十一代 雄略(ゆうりゃく)天皇
[即位前紀]
・眉輪王(まよわのおおきみ)の仇討ち
・市辺押磐皇子(いちのへのおしはのみこ)の謀殺
・「妹」(いも)の語の注記からわかる渡来人執筆者の存在
[大悪天皇、有徳天皇]
・伊勢の斎宮の神鏡事件
・葛城山の一言主神(ひとことぬしのかみ)と有徳天皇
[さまざまな奇譚(きたん)と事件]
・不思議な赤い馬、大きな犬に変化(へんげ)した男
・百済国の救援と再興
・最古の浦島伝説
・異例の遺言「ただ百姓(おおみたから)を安らかに養いたい」
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民を思いやった仁徳天皇から、多彩な伝説をもつ雄略天皇まで。
巨大古墳に象徴さる、強力な統一王権を築いた「倭の五王」(宋書)の時代の日本とは!?**
●神話的物語から、歴史的記述や伝説が主要部分に。
●仁徳天皇の…
**全8巻シリーズ 第4巻。
民を思いやった仁徳天皇から、多彩な伝説をもつ雄略天皇まで。
巨大古墳に象徴さる、強力な統一王権を築いた「倭の五王」(宋書)の時代の日本とは!?**
●神話的物語から、歴史的記述や伝説が主要部分に。
●仁徳天皇の「民のかまど」の物語に見る免税政策、大規模な灌漑、土木工事。履中天皇の地方への国司(書記官)設置、允恭天皇の氏姓の制定など整っていく政治。
●履中、反正、允恭天皇。史上初の兄弟による皇位継承。
●仁徳天皇の磐之媛(いわのひめ)、履中天皇の黒媛(くろひめ)、雄略天皇の幡梭皇女(はたびのひめみこ)など、皇后の様子に多くの記述が。
●新羅、高句麗、呉(宋)からの朝貢、新羅との紛争、高句麗討伐など動乱が続く朝鮮半島。
●「大悪天皇」とも「有徳天皇」とも記される、振れ幅の大きい雄略天皇の人間像。
※読みやすい2色刷。
※随所に水墨画による挿画。
<第4巻の主な内容>
第十六代 仁徳(にんとく)天皇
[即位前紀]
・皇位の譲り合い
・皇太子の自死による即位
[聖帝伝承─理想の君民関係]
・炊煙と税の免除「民のかまどの物語」
・田畑を増やす大規模土木工事
[皇后磐之媛(いわのひめ)の物語]
・八田(やた)皇女の入内(じゅだい)を拒絶
・二度と戻らなかった磐之媛皇后
[さまざまな出来事]
・白鳥陵の霊威、氷室(ひむろ)
・数々の異変・妖気
第十七代 履中(りちゅう)天皇
・婚礼の夜の鈴の音
・住吉仲皇子の反逆
第十八代 反正(はんぜい)天皇
・史上初の兄弟による皇位継承
・欠史八代を思わせる極めて短い記述
第十九代 允恭(いんぎょう)天皇
・妻の命がけの説得で即位
・盟神探湯(くかたち)で氏姓の混乱を正す
第二十代 安康(あんこう)天皇
・木梨軽太子(きなしのかるのみこ)の事件
・即位、大泊瀬皇子(次代、雄略天皇)のための求婚
第二十一代 雄略(ゆうりゃく)天皇
[即位前紀]
・眉輪王(まよわのおおきみ)の仇討ち
・市辺押磐皇子(いちのへのおしはのみこ)の謀殺
・「妹」(いも)の語の注記からわかる渡来人執筆者の存在
[大悪天皇、有徳天皇]
・伊勢の斎宮の神鏡事件
・葛城山の一言主神(ひとことぬしのかみ)と有徳天皇
[さまざまな奇譚(きたん)と事件]
・不思議な赤い馬、大きな犬に変化(へんげ)した男
・百済国の救援と再興
・最古の浦島伝説
・異例の遺言「ただ百姓(おおみたから)を安らかに養いたい」
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高齢の母の突然の入院から始まった、「ボケ」や「認知症」ではくくりきれない母の不思議な言動は、時には時空を越え、予知としか思えないことも。さらに突然の脳出血で九死に一生を得た兄にも同じような言動が続き、認知症であったり、瀕死の重症となった人間…
高齢の母の突然の入院から始まった、「ボケ」や「認知症」ではくくりきれない母の不思議な言動は、時には時空を越え、予知としか思えないことも。さらに突然の脳出血で九死に一生を得た兄にも同じような言動が続き、認知症であったり、瀕死の重症となった人間には人知を超えた何かが働くのではと感じた著者の介護エッセイ。「ボケ」や「認知症」と言われるものの中には、痛みや苦痛から解き放たれ、時空を飛び越え、行きたい場所や過去、未来を行き来して、この世を手放すための準備をしているのではと思えるまでになった日々を綴った心の記。
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高齢の母の突然の入院から始まった、「ボケ」や「認知症」ではくくりきれない母の不思議な言動は、時には時空を越え、予知としか思えないことも。さらに突然の脳出血で九死に一生を得た兄にも同じような言動が続き、認知症であったり、瀕死の重症となった人間には人知を超えた何かが働くのではと感じた著者の介護エッセイ。「ボケ」や「認知症」と言われるものの中には、痛みや苦痛から解き放たれ、時空を飛び越え、行きたい場所や過去、未来を行き来して、この世を手放すための準備をしているのではと思えるまでになった日々を綴った心の記。
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1969年より始まった、『暮しの手帖』の連載エッセイ「…
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1969年より始まった、『暮しの手帖』の連載エッセイ「すてきなあなたに」。創業者の大橋鎭子が考案した黄色いページ”は、今なお多くの方々に愛されつづけています。書籍刊行からちょうど50年を迎えた今年、2013年以降に掲載したものから選りすぐり、新たに2冊の愛蔵版を作りました。第2集『すてきなあなたに 幸せな1ドル』では、「幸せな1ドル」「森の散歩道」「ブールデルのアトリエ」ほか、全136編を収録しています。暮らしのささやかな喜びを、どうぞお楽しみください。
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1969年より始まった、『暮しの手帖』の連載エッセイ「すてきなあなたに」。創業者の大橋鎭子が考案した黄色いページ”は、今なお多くの方々に愛されつづけています。書籍刊行からちょうど50年を迎えた今年、2013年以降に掲載したものから選りすぐり、新たに2冊の愛蔵版を作りました。第2集『すてきなあなたに 幸せな1ドル』では、「幸せな1ドル」「森の散歩道」「ブールデルのアトリエ」ほか、全136編を収録しています。暮らしのささやかな喜びを、どうぞお楽しみください。
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1969年より始まった、『暮しの手帖』の連載エッセイ「すてきなあなたに」。創業者の大橋鎭子が考案した黄色いページ”は、今なお多くの方々に愛されつづけています。書籍刊行からちょうど50年を迎えた今年、2013年以降に掲載したものから選りすぐり、新たに2冊の愛蔵版を作りました。第1集『すてきなあなたに 朝のミルクティー』では、「朝のミルクティー」「猫と梅の木」「コンサートの夜」ほか、全134編を収録しています。暮らしのささやかな喜びを、どうぞお楽しみください。
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1969年より始まった、『暮しの手帖』の連載エッセイ「…
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。
1969年より始まった、『暮しの手帖』の連載エッセイ「すてきなあなたに」。創業者の大橋鎭子が考案した黄色いページ”は、今なお多くの方々に愛されつづけています。書籍刊行からちょうど50年を迎えた今年、2013年以降に掲載したものから選りすぐり、新たに2冊の愛蔵版を作りました。第1集『すてきなあなたに 朝のミルクティー』では、「朝のミルクティー」「猫と梅の木」「コンサートの夜」ほか、全134編を収録しています。暮らしのささやかな喜びを、どうぞお楽しみください。
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遺体の腐乱などにより傷んだ部屋の原状復旧作業をする特殊清掃。
そんな特殊清掃を生業としている関西クリーンサービスが、現場での生々しい人の死のリアルと、そこで起こる不可解な恐怖を語る。
誰よりも生と死を見つめてきた男たちによる戦慄の物語ーー。…
遺体の腐乱などにより傷んだ部屋の原状復旧作業をする特殊清掃。
そんな特殊清掃を生業としている関西クリーンサービスが、現場での生々しい人の死のリアルと、そこで起こる不可解な恐怖を語る。
誰よりも生と死を見つめてきた男たちによる戦慄の物語ーー。
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そんな特殊清掃を生業としている関西クリーンサービスが、現場での生々しい人の死のリアルと、そこで起こる不可解な恐怖を語る。
誰よりも生と死を見つめてきた男たちによる戦慄の物語ーー。…
遺体の腐乱などにより傷んだ部屋の原状復旧作業をする特殊清掃。
そんな特殊清掃を生業としている関西クリーンサービスが、現場での生々しい人の死のリアルと、そこで起こる不可解な恐怖を語る。
誰よりも生と死を見つめてきた男たちによる戦慄の物語ーー。
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世界的名優キアヌ・リーブス×SF・幻想文学の鬼才チャイナ・ミエヴィルの共著!
殺戮の運命に呪われた不死者・ウヌテ。彼の秘密を解き明かそうと試みる特殊機関(ユニット)だが、作戦中、死体が蘇る異変が起き……。
古代の力と現代の戦争、そして不死の…
世界的名優キアヌ・リーブス×SF・幻想文学の鬼才チャイナ・ミエヴィルの共著!
殺戮の運命に呪われた不死者・ウヌテ。彼の秘密を解き明かそうと試みる特殊機関(ユニット)だが、作戦中、死体が蘇る異変が起き……。
古代の力と現代の戦争、そして不死の超越者を描く壮大なダーク・ファンタジー!!
伝説的コミック『BRZRKR』の世界を、数々の賞に輝いた『都市と都市』などで知られる鬼才・ミエヴィルが、10年以上の沈黙を破り描く!
****************************
私の大好きな作家の一人、チャイナ・ミエヴィルと共同で小説『再誕の書』を執筆できることをとても嬉しく思う。この小説は、私が創作し、作家のマット・キントと作画のロン・ガーニーと共同執筆したマンガシリーズ「BRZRKR」からインスピレーションを受けている。
このシリーズは、不死身の戦士が時代を超えて戦う物語だ。
私は「BRZRKR」の世界を非常に愛しているので、もっと探究したいと思い、そのための最良の方法のひとつが、小説だと思った。
–キアヌ・リーブス
(「Keanu Reeves announces new novel with China Mieville – THE BOOK OF ELSEWHERE」Random House Youtubeより)
****************************
【各紙誌絶賛! !】
★「『再誕の書』は、パルプ風でアドレナリン全開のスリラーであると同時に、死、時間の移ろいやすさ、そして人間であることの意味について描いた、物悲しく実験的な小説でもある」
──ニューヨーク・タイムズ紙
★「アクション満載、超暴力的、そして道徳的に曖昧……不死身の古代戦士の試練と苦難を、極めてスタイリッシュかつ美しく描き出す……
実存的な憂鬱を切り取った、愉快なアクションミステリー……溢れる想像力と完璧なスタイルが、深い喜びをもたらす読書体験を提供している」
──ロサンゼルス・タイムス
★「驚くほど、そしてガタガタと音を立てるほど面白い読み物だ。血まみれで時代をまたぐアクションスリラーである『再誕の書』は、信じられないほど血なまぐさい原作をひねり、暴力の循環性についての瞑想へと昇華させている」
──サンデー・タイムス
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殺戮の運命に呪われた不死者・ウヌテ。彼の秘密を解き明かそうと試みる特殊機関(ユニット)だが、作戦中、死体が蘇る異変が起き……。
古代の力と現代の戦争、そして不死の…
世界的名優キアヌ・リーブス×SF・幻想文学の鬼才チャイナ・ミエヴィルの共著!
殺戮の運命に呪われた不死者・ウヌテ。彼の秘密を解き明かそうと試みる特殊機関(ユニット)だが、作戦中、死体が蘇る異変が起き……。
古代の力と現代の戦争、そして不死の超越者を描く壮大なダーク・ファンタジー!!
伝説的コミック『BRZRKR』の世界を、数々の賞に輝いた『都市と都市』などで知られる鬼才・ミエヴィルが、10年以上の沈黙を破り描く!
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私の大好きな作家の一人、チャイナ・ミエヴィルと共同で小説『再誕の書』を執筆できることをとても嬉しく思う。この小説は、私が創作し、作家のマット・キントと作画のロン・ガーニーと共同執筆したマンガシリーズ「BRZRKR」からインスピレーションを受けている。
このシリーズは、不死身の戦士が時代を超えて戦う物語だ。
私は「BRZRKR」の世界を非常に愛しているので、もっと探究したいと思い、そのための最良の方法のひとつが、小説だと思った。
–キアヌ・リーブス
(「Keanu Reeves announces new novel with China Mieville – THE BOOK OF ELSEWHERE」Random House Youtubeより)
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【各紙誌絶賛! !】
★「『再誕の書』は、パルプ風でアドレナリン全開のスリラーであると同時に、死、時間の移ろいやすさ、そして人間であることの意味について描いた、物悲しく実験的な小説でもある」
──ニューヨーク・タイムズ紙
★「アクション満載、超暴力的、そして道徳的に曖昧……不死身の古代戦士の試練と苦難を、極めてスタイリッシュかつ美しく描き出す……
実存的な憂鬱を切り取った、愉快なアクションミステリー……溢れる想像力と完璧なスタイルが、深い喜びをもたらす読書体験を提供している」
──ロサンゼルス・タイムス
★「驚くほど、そしてガタガタと音を立てるほど面白い読み物だ。血まみれで時代をまたぐアクションスリラーである『再誕の書』は、信じられないほど血なまぐさい原作をひねり、暴力の循環性についての瞑想へと昇華させている」
──サンデー・タイムス
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世界的名優キアヌ・リーブス×SF・幻想文学の鬼才チャイナ・ミエヴィルの共著!
殺戮の運命に呪われた不死者・ウヌテ。彼の秘密を解き明かそうと試みる特殊機関(ユニット)だが、作戦中、死体が蘇る異変が起き……。
古代の力と現代の戦争、そして不死の…
世界的名優キアヌ・リーブス×SF・幻想文学の鬼才チャイナ・ミエヴィルの共著!
殺戮の運命に呪われた不死者・ウヌテ。彼の秘密を解き明かそうと試みる特殊機関(ユニット)だが、作戦中、死体が蘇る異変が起き……。
古代の力と現代の戦争、そして不死の超越者を描く壮大なダーク・ファンタジー!!
伝説的コミック『BRZRKR』の世界を、数々の賞に輝いた『都市と都市』などで知られる鬼才・ミエヴィルが、10年以上の沈黙を破り描く!
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私の大好きな作家の一人、チャイナ・ミエヴィルと共同で小説『再誕の書』を執筆できることをとても嬉しく思う。この小説は、私が創作し、作家のマット・キントと作画のロン・ガーニーと共同執筆したマンガシリーズ「BRZRKR」からインスピレーションを受けている。
このシリーズは、不死身の戦士が時代を超えて戦う物語だ。
私は「BRZRKR」の世界を非常に愛しているので、もっと探究したいと思い、そのための最良の方法のひとつが、小説だと思った。
–キアヌ・リーブス
(「Keanu Reeves announces new novel with China Mieville – THE BOOK OF ELSEWHERE」Random House Youtubeより)
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【各紙誌絶賛! !】
★「『再誕の書』は、パルプ風でアドレナリン全開のスリラーであると同時に、死、時間の移ろいやすさ、そして人間であることの意味について描いた、物悲しく実験的な小説でもある」
──ニューヨーク・タイムズ紙
★「アクション満載、超暴力的、そして道徳的に曖昧……不死身の古代戦士の試練と苦難を、極めてスタイリッシュかつ美しく描き出す……
実存的な憂鬱を切り取った、愉快なアクションミステリー……溢れる想像力と完璧なスタイルが、深い喜びをもたらす読書体験を提供している」
──ロサンゼルス・タイムス
★「驚くほど、そしてガタガタと音を立てるほど面白い読み物だ。血まみれで時代をまたぐアクションスリラーである『再誕の書』は、信じられないほど血なまぐさい原作をひねり、暴力の循環性についての瞑想へと昇華させている」
──サンデー・タイムス
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殺戮の運命に呪われた不死者・ウヌテ。彼の秘密を解き明かそうと試みる特殊機関(ユニット)だが、作戦中、死体が蘇る異変が起き……。
古代の力と現代の戦争、そして不死の…
世界的名優キアヌ・リーブス×SF・幻想文学の鬼才チャイナ・ミエヴィルの共著!
殺戮の運命に呪われた不死者・ウヌテ。彼の秘密を解き明かそうと試みる特殊機関(ユニット)だが、作戦中、死体が蘇る異変が起き……。
古代の力と現代の戦争、そして不死の超越者を描く壮大なダーク・ファンタジー!!
伝説的コミック『BRZRKR』の世界を、数々の賞に輝いた『都市と都市』などで知られる鬼才・ミエヴィルが、10年以上の沈黙を破り描く!
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私の大好きな作家の一人、チャイナ・ミエヴィルと共同で小説『再誕の書』を執筆できることをとても嬉しく思う。この小説は、私が創作し、作家のマット・キントと作画のロン・ガーニーと共同執筆したマンガシリーズ「BRZRKR」からインスピレーションを受けている。
このシリーズは、不死身の戦士が時代を超えて戦う物語だ。
私は「BRZRKR」の世界を非常に愛しているので、もっと探究したいと思い、そのための最良の方法のひとつが、小説だと思った。
–キアヌ・リーブス
(「Keanu Reeves announces new novel with China Mieville – THE BOOK OF ELSEWHERE」Random House Youtubeより)
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【各紙誌絶賛! !】
★「『再誕の書』は、パルプ風でアドレナリン全開のスリラーであると同時に、死、時間の移ろいやすさ、そして人間であることの意味について描いた、物悲しく実験的な小説でもある」
──ニューヨーク・タイムズ紙
★「アクション満載、超暴力的、そして道徳的に曖昧……不死身の古代戦士の試練と苦難を、極めてスタイリッシュかつ美しく描き出す……
実存的な憂鬱を切り取った、愉快なアクションミステリー……溢れる想像力と完璧なスタイルが、深い喜びをもたらす読書体験を提供している」
──ロサンゼルス・タイムス
★「驚くほど、そしてガタガタと音を立てるほど面白い読み物だ。血まみれで時代をまたぐアクションスリラーである『再誕の書』は、信じられないほど血なまぐさい原作をひねり、暴力の循環性についての瞑想へと昇華させている」
──サンデー・タイムス
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日本の終わりを見るネコ。
文明が滅びた未来都市。
人類…
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日本の終わりを見るネコ。
文明が滅びた未来都市。
人類が消えた未来。
唯一動くカメラが記録するのは、一匹のネコの旅。
ネコの視点で語られる、人間の残した都市の風景、記憶。
そして「終わり」に向かう世界の姿とは?
人間が消えたあとの廃墟の都市を、ネコが歩き回る。
崩れたビル、草が生い茂る道路、動かなくなった電車ーー
その中に猫だけが生きている。
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日本の終わりを見るネコ。
文明が滅びた未来都市。
人類…
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日本の終わりを見るネコ。
文明が滅びた未来都市。
人類が消えた未来。
唯一動くカメラが記録するのは、一匹のネコの旅。
ネコの視点で語られる、人間の残した都市の風景、記憶。
そして「終わり」に向かう世界の姿とは?
人間が消えたあとの廃墟の都市を、ネコが歩き回る。
崩れたビル、草が生い茂る道路、動かなくなった電車ーー
その中に猫だけが生きている。
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